私たちは地球温暖化という大きな問題に直面しています。中でも真夏の都市部で起こっている記録的な猛暑、いわゆるヒートアイランド現象は私たちの日常生活においても熱中症や脱水症状などを誘発する大きな要因となり、そのソリューションは急務となっていました。私たちはそんな状況を少しでも解決すべく、霧(ミスト)の持つ特殊な性質に着目。マルチドライミストシステムの開発をスタートさせています。
スーパードライミスト
『スーパードライミスト』とは、ノズルから約1m程度離れた位置でガラス面に水滴がつかない状態の霧のことです。
液体と気体(空気)の2流体を衝突させる2流体方式により、平均粒径9マイクロメートルという超微細な霧を発生させることに成功いたしました。
その超微細な霧は急速に気化します。液体が気体へと変わる際には、周囲の熱を奪う性質があります。
その性質、原理を応用し、『スーパードライミスト』はこれまで困難とされていたオープン空間での冷却加湿を実現させています。
モイスチャーミスト
『モイスチャーミスト』とは、しっとりとした柔らかな霧のことです。
1流体方式のノズルを使用し、専用プランジャーポンプの圧力によって、平均粒径20マイクロメートルの霧をファンと一緒に噴霧します。
ファンと霧の相乗効果は、これまでスーパードライミスト一台では困難であった大規模オープン空間での冷却・加湿を可能にいたしました。
屋外のイベント会場や屋外施設の冷却、病院などの業務用加湿器として幅広く支持されています。
様々な分野で活躍するマルチドライミストシステム
マルチドライミストシステムは、2005年に開催された愛知万博での採用を皮切りに、多方面での活躍が飛躍的に伸びています。2006年にはヒートアイランド対策として東京都環境局が定めるドライミスト装置設置事業補助金の設置事業者に認定され、『戸越銀座商店街』へ、その対象として設置されました。また、屋内外の冷却だけにはとどまらず、『機械冷却』『農薬散布』『キノコ栽培用加湿器』『スタジアムでの芝生の管理』『病院内での業務用加湿器』『演出としての視覚効果』など、マルチドライミストシステムの持つ可能性は、日々、進化と変貌を遂げています。
※ 製品の詳細は下記ホームページを参照ください。